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■エッセイ23…2005年2月4日付長崎新聞「うず潮」掲載
                   
                             



「月と生活」  ヤマサキユズル

昨年10月「月の引力が地震を誘発、日本の研究員ら米科学誌に発表」と新聞に掲載され話題になりました。平成7年に発生した阪神淡路大地震はちょうど満月の日、今回のインド洋大津波を引き起こしたスマトラ沖地震は満月の前日に発生しています。

 最近テレビでタイとラオスの国境を流れるメコン川に発生する火の玉が放映されました。毎年なぜか陰暦11月15日満月の日にだけ現れ、タイの人々が60年以上もの間見続けてきたという不思議な現象です。なんと映画になるそうですから楽しみです。

月の諺に「三日月の下に横雲があるときは、数日中に雨が降る」「月の色が淡く白く見えるときは、風雨が多い」「月の色が赤黄色のときは、日照りが多い」「三日月が横になっているときは、大雨大雪が多い」「三日月が立っているときは、日照りが多い」「三日月が立つと米の値上がる」「月が大きく見えるときは大風大雨に注意」「月の色が緑のように見えるときは、寒波が早い」「月の回りに輪ができて傘をかぶった時は、近々雨風がある」などなど科学的に証明できるものだけではないでしょうが、お月様が生活に根ざしていたことがうかがえます。

月の美術館にいらっしゃる方には細い三日月が好きだという方が多いようです。ヨーロッパで銀はそのやさしい色から三日月をイメージし、月の女神と呼ばれていました。新月の夜、ポケットに銀貨を入れておくと次の日、それが2倍になるという言い伝えもあり、幸運のシンボルにもなっています。また日本では三日月を三ヶ月続けてみることが出来れば福寿を授かるという言い伝えがあります。

私事ですが、お月様から素敵なプレゼントを頂きました。ホームページで僕の月の絵を見て、個展をして欲しいとニューヨークに本店がある東京の美容室からお話があり、今春3月の一ヶ月間ギャラリーのある南青山のお店での個展が実現ことになりました。月を巡る話題はまだまだ広がるようです。
(「月の美術館」館長、長崎市)

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